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小さな、でも素敵な“出会い”

こんにちは、管理課のN原です。

昨日は、眼科通院のため札幌に出かけてきました。いつものことながら、JR往復7時間半ほど。

朝出て、ランチを食べて、病院で検査・診察、テイクアウトの夕食を準備してJRに乗り込み、夜帰ってきます。

 

札幌でのランチはいろいろ。

ラーメン、居酒屋ランチ、利久で牛タン、布袋でマーボー麺やザンギ、コロンボやエッシャーでカレー、手っ取り早くてんやの天丼、その他気になる店・お気に入りの店などなど。

昨日は、初めての店「北海道焼肉 プライム」で焼肉ランチ。ちょっとぜいたくに「佐藤の牛タン~極~定食」をいただいてきました。

味もよく、店の雰囲気もよく、札幌駅前という場所もよく、お得な焼肉ランチメニューも多数。おすすめですので、興味のある方はぜひ調べてみてください。

 

さて、今日の本題は食べ物ではありませんので、話を進めさせていただきます。

 

ランチの後、病院に行くためにバス停でバスを待っていると、

知らないおじいちゃん(70代後半くらい?)が何やら紙を持ってこちらに近づいてきました。彼の目線の先は間違いなくこの「私」。どんどん向かってきます。

 (何かわからないことを聞きたいのかな。地元の人間じゃないし、お役に立てなさそうだな…。)

なんて思っていると、

 「循環3番線のバス停はここでいいのかい?次は何時に来るかわかるかい?」

 「出て来る時に時刻表もらったんだけど、どこに何が書いてあるか全然わかんなくて…。」

ラッキーなことに、このバスはよく知っているバスだったので、時刻表を再確認して、

 「このバス停で大丈夫ですよ。次は14時4分に来るので20分くらい待ちますかね。」

と答えることができました。そもそも「札幌駅前」という名前のバス停だけでも、いろんな場所にいっぱいあるんだから、普段バスを利用しない人がふっと来て、わかるわけがない!


「お役に立ててよかった」と胸をなでおろすと同時に、「これでお役御免だな」と思って視線を外そうとしましたが、

おじいちゃんのお話はさらに続きました。

 「札幌に住んでるんだけど、7年ぶりに札幌の街に出てきて。ここら辺もずいぶん変わって、全然わからなくなったな~。」

 「タクシーの運転をしている最中に脳の病気をして、長い間入院・療養しててね~。」

 「脳外科の有名な〇〇先生(札幌では超有名らしい)のところに通院しているんだ。」

 

私は、「そうかなぁ、東急の裏なんか7年前と大して変わってないと思うけどな~」なんて思いながら聞いていましたが、さすがに〇〇先生は存じ上げなかったので、自分が札幌人ではないことはお話しした方がいいと思い、

 「実は自分は札幌の人間ではなく、通院のために函館から来ているんですよ。」

と話すと、彼はさらに目を輝かせ、

 「えっ、函館? 俺、出身「上磯」なんだよ。偶然だね~。こんなところで会えて、うれしいな~~。」

 

このことが、おしゃべりに火をつけてしまったようで、

これはもう、相手を受け入れて、聞き役に徹するするしかないなぁ、と腹を決めたのでした。

 

その後は20分ほどいろいろなお話をしました。元タクシーの運転手ということもあってか、非常にお話上手です。

 ・上磯出身、高校卒業後札幌に出てきた。

 ・20代のころ結核から始まり、肺の大病をし、体力がなくなった。それでタクシー運転手へ。

 ・今年、久々に上磯に帰省。新函館北斗駅の前で写真を撮ってきた。

 ・いろいろ大病をしてきたが、80歳まで生きてこられた。

 ・私の目の病気のこと。どんな病気なのかとか、函館に病院はないのかとか。

 ・今日は、町内会のカラオケ会の忘年会でカニを食べに街に出てきた。(あの「看板」で有名なお店です)

 

途切れることなく会話が続き、私の乗るバスがきました。

別れ際、おじいちゃんは手袋をとり、私に手を差し出してきました。なんと「握手」を求めてきたのです。

「今日会えてよかった!」と。

バスに向かうまで、こちらが恥ずかしくなるくらい、ずっと笑顔で手を大きく振り続けていました。

バスに乗ってからも、出発して見えなくなるまでずっと…。

 

 

考えさせられることが多い出来事でした。

 

実は、私は目が悪くなって「眼力」に自信が無くなってから、あまり人の目、顔をじっと見ないように心がけてきました。どうしても人より眩しさを感じてしまう関係で目を細めてしまうので、「機嫌が悪い」「睨んでいる」と思われても嫌だな、という思いもあって…。

それを理由に、人とコミュニケーションをとることを必要以上に避けてきたような気がして、ハッとさせられました。

 

今回、バスの件で「お役に立てた」という思いもあったのだと思いますが、

人とコミュニケーションをとることで、こんなにも爽やかで、温かい気持ちになるなんて!

本来、人間は、コミュニケーションをとること自体が、「意味」もなく気持ちよく感じるんじゃないか ――――― そんなことを感じた「出会い」でした。

 

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