【映画】ルイの9番目の人生【ネタばれ】
見た映画は“ルイの9番目の人生”という
アメリカ映画です。
本州では01/20~公開された映画ですが函館では04/14~封切で、ずっと待っていた一本でした。
9歳の主人公を演じるエイダン・ロングワースという少年はオーディションで100人以上の候補者の中から選ばれた人物です。
(TVではX-Fileでモルダーとスカリー夫妻の子供役を演じているそうです)
予告編やTVで流されるこの作品の紹介
から受ける印象は「成長するまでの9年間、毎年生命が脅かされるほどのアクシデントに襲われる不運な星の下に生まれた少年の9年目の人生の物語」という
ストーリーなのかなという感じです。
ところが実際はそんなメルヘンチックな
展開ではなくてミステリー、いやオカルト
カテゴリーと言ってもいいような?
全く想像を超えたラストに涙が出ます。
最近の映画のひとつの傾向だと思うのですが
「思ったんと違う~!」という展開をする作品が増えている気がします。
ディズニー映画の“ベイマックス”も兄を不運な事故で亡くし、すっかりふさぎ込む少年の前にベイマックスが現れ、少年が
徐々に前向きに生きていくストーリー!かと思いきや壮絶な復讐劇へと発展し、舞台は銀河系へ!みたいな展開で目が点に。
今回の“ルイの9番目の人生”もそんな感じです。
ルイは毎年死にかけることで学校からは「ヘンテコ少年」というレッテルを貼られ、友達も出来ません。
ルイを溺愛するママと大好きなパパ、それとペットのハムスターに囲まれそれなりに幸せな毎日を過ごしていたのですが、
9歳の誕生日当日ルイは断崖絶壁から海に落ち、昏睡状態に陥ってしまいます。
しかし彼自身はこの「昏睡状態で生き永らえる毎日」を今までの9年間の人生で一番幸せだと感じていました。
子供は親が思っている以上に洞察力が鋭く、自分がこうなった理由を全て彼は悟っていたのです。
さてここからはネタバレです。
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日本ではあまり聞き慣れない病名ですが、ルイを溺愛していると思われた母親は“代理ミュンヒハウゼン症候群”という
精神疾患に侵されており、ルイが何度も死にかけたのはこの母親がそのように仕向けていたからでした。
幾度となく食中毒に罹ったのは母親が食事に細工をしたからだし、感電したのはルイがいたずらでコンセントにフォークを
突っ込んだタイミングで母親が通電させたからでした。
ルイが瀕死の状態になることで「悲劇の母親」として世間から注目を浴びたい欲望に取りつかれていたのです。
ルイは途中でそれに気がついていましたが、母の期待に応えるために9回目の誕生日には自ら崖から転落したのでした。
父親も死んだ今、母親はルイの主治医と親密な関係になっていました。
そのお腹には主治医との間に授かった子が息づいているのを知り、ルイはやっと自分が「その対象から外れることが出来る」
と感じたのか、昏睡状態から覚めるのでした。
ルイが病室のベッドの上で目を覚ましたシーンで映画は終わるのですが、これからルイが極普通の生活を送れるのかは
いまはまだ誰にもわかりません。
生まれて来ようとする自分の兄弟と、母と結婚するであろう主治医がいればルイは安泰なのでしょうか。
まだたった9年しか生きていない、この少年の幸せを願いつつ映画館を後にしたN村なのでした。
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