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【映画】いぬやしき【荒唐無稽】

「いぬやしき」
原作は類に漏れずコミックらしいのですが未読です。

 

 

土曜日にいつもLilicoの映画コーナー(by:王様のブランチ)を見て、面白そう!と思った映画をその日の内に見に行くことも
多い私。

主人公“犬屋敷壱郎”を演じるのはとんねるずの木梨憲武です。
58歳設定なのに無手入れの白髪と老人性のシミが目立ち、実年齢よりもずっと老けて見えるおじさん。
会社では年下の上司に発注ミスを責められ捲り、娘・息子・嫁にもまるで空気のように扱われ、この世に自分の存在意義を
見出せずにいます。
しかも健康診断での「C判定」を受け、再検査に臨むと「胃がんのステージ4」であることがわかり、余命3か月を宣告され
満身創痍。

家族にさえその事実を打ち明けられない壱郎は、ある日愛犬と出掛けた公園で謎の落下事故(UFOの墜落?)に遭遇し、
その場にいた獅子神ひろという高校生と共に一度死んでしまいます。
しかし再び目を開けた時、自分が兵器ユニットを搭載する機械の体になって生き返っていることに驚愕します。

そんな新しい自分の体に途方に暮れていると帰宅途中、道端で死にかけている鳩を発見。
可哀そうに、と壱郎がその鳩を両手で包むと鳩の傷が瞬時に回復。元気に空に飛び立っていく様子を見て、
新しい自分には相手の病気や怪我を治癒させるパワーが備わっていることに気付きます。
それからは会社に行く振りをしては病院に忍び込み、現代医療を持ってしても助からない重病人や怪我人を人知れず
完治させることに生きがいを見出していきます。

一方、同じく公園の落下事故により機械の体で蘇った獅子神ひろの方はゲーマーだったのでその新しい体を既に使いこなし
ATMの不正操作で大金を引き出したり、PCやスマホの画面を通じて無差別に人の命を奪うなどの行為に走っていました。
助からない命を救う“ヒーロー・壱郎”と“殺戮兵器と化した獅子神”。
二人はお互いの「存在意義」の為に免れない対決に挑みます。

 

・・・・というストーリー展開なのですが、そもそも誰が何のために2人を機械の体にしたのか?
まずそれが最後まで明らかにならないまま終わってしまいます。
落下に巻き込み、死なせてしまったので御詫び???wwだったらちょっと面白い♪
しかも壱郎の余命三ヶ月の話もどこいった?(まぁ機械の体になったんで癌もクソもないと理解すべきなのか)

無差別殺人を止めるべく獅子神と戦う壱郎ですが、同じ機能を持ち合わせているの?というくらいに獅子神の方が圧倒的に強い。
この二人の強烈なパワーとスピード感で見せるCGが売りな作品なのですが、正直見たあとに心に何も残るものがありません。

獅子神によって半殺し状態にされた壱郎の長女・まりを命懸けで救った壱郎ですが、まりの父親に対する態度はその後も
特に変化なく。(変わったのかもしれませんが映画では描かれず)。
そしてあれだけ無断欠勤をしたなら壱郎はもうクビでしょう。
しかも今、世間で壱郎の秘密を知っているのはまだまりだけ。
どうやってこれから家族を養っていくのでしょう。家のローンもたっぷり残っています。
獅子神も何故平気で殺人が出来るのか?その彼の“心の闇”みたいなものが伝わって来ませんでした。その上ダメージを
負ったものの死んではおらず、殺人鬼として顔も大々的に世間に知られてしまってこの先どうやって生きていくのか。

そういった部分もなにも描かれず終わってしまって、こんなに得るものがなにもない映画も珍しい。
久々に「金返せ」って気分になりました。

見どころを強いて、いや無理やり言うなら「日本のCG技術もなかなか捨てたもんじゃないなぁ」というところ?
ハリウッド作品に比べてまだまだ見劣りのする邦画でしたが、なかなかどうして近付いて来たのではないでしょうか?

あと獅子神を演じた佐藤健29高校生振り。NO違和感。
完全なる無表情。機械になっても人間の感情はある筈なのに徹底してます。
しかも脱いだらあの肉体!見事なまでの“ソフトマッチョ”です。
部活すらしてない高校生の体があんな出来上がってたらこえーよwww
撮影前から肉体改造に励んだそうで、クランクアップの日にケータリングの焼きそばを食べつくす勢いで貪り食べたという
エピソードには笑ってしまいました。きっと激しい糖質OFF生活を課していたのだと思います。

 

個人的には「前後編」にして後編で今回描ききれなかった部分をきっちり描けば上手く着地出来たのではないか?と思います。原作の方はもうちょっと細かく描かれ、きちんと完結しているようなので。

 

今作のみで終わってしまうのなら非常に残念でしかない・・・そんな一本でございました。

 

 

 

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